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まるわかり!都市ガスとプロパンガスの違い

こんにちは!
三重県津市に拠点を構え、四日市市などの三重県をはじめ東海地方を中心にガス設備機器工事、水道工事、ガス配管工事などを手がけている株式会社TW設備です。
都市ガスやプロパンガスといった名前は聞いたことがあっても、違いまではわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、都市ガスとプロパンガスの違いについて見ていきたいと思います。
興味をもっていただき、TW設備で活躍していただけるとうれしいです。
ぜひ最後までご覧ください。

都市ガス


都市ガスはメタンを中心とした液化天然ガス(Liquefied natural gas)で、頭文字をとってLNGとも呼ばれます。
オーストラリア、カタール、マレーシアなどの海外から輸入する液化天然ガスが大半を占めています。
道路の下に埋められたガス導管を通じて供給されます。
全国に約200社ある各事業者のガス設備からガス管を通って供給されるため、ガス管が引かれているエリアでのみ使用できます。
都市ガスには、マイナス162℃まで冷やすと液体になり、体積が600分の1と小さくなるという性質があります。
また都市ガスは一般に空気よりも軽く、空気中では上部へ拡散しやすく、ガスが漏れた場合にも天井部にたまります。
本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐ気が付くように、人工的な匂いがつけられています。

プロパンガス

プロパンガスは、石油ガスを液化したものです。
Liquefied(液化) Petroleum(石油) Gas(ガス)の頭文字をとってLPガスやLPGとも呼ばれています。
主成分はプロパン・ブタンです。
カタール、UAE、サウジアラビアなどの中東や米国など、大半を海外から輸入しています。
プロパンガスは事業者が各家庭にガスボンベを配置して供給しています。
そのためプロパンガスは定期的にガスボンベの交換が必要になります。
プロパンガスは簡単に液体になるという性質があります。
マイナス42℃まで冷やすと液体になり、液体になると体積は気体のときの250分の1になります。
この性質を利用して液体の状態のままボンベで各家庭へ運んで使用します。
プロパンガスは空気よりも重く、ガスが漏れた場合には低い場所にたまります。
本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐ気が付くように、人工的な匂いがつけられています。

都市ガスとプロパンガスの違いを比較してみよう!

料金システム

都市ガスは、2017年4月まで国の認可が必要な規制料金制でした。
また消費者は都市ガス会社を自由に選ぶことはできず、地域ごとに決められた都市ガス会社を契約する決まりになっていました。
2017年4月に都市ガスの自由化が行われたため、都市ガス会社が自由に値段を設定できるようになり、消費者もガス会社を自由に選べるようになりました。
プロパンガスは、昔からずっと自由料金制のため、ガス会社ごとの価格の差が大きい傾向があります。

災害時の復旧は?

都市ガスとプロパンガスは、家庭へのガスの供給方法が異なります。
都市ガスは、地中のガス管を従来の金属から変形に強いポリエステル製に入れ替えるなど、災害で大きな被害を受けないよう維持・管理を行っています。
しかし災害時にガス管が破裂した場合、エリアごとにガス管を検査して復旧させる必要があるため、点検や工事が大がかりになってしまい、復旧までにどうしても時間が必要になってしまいます。
プロパンガスは、各家庭に設置されたガスボンベさえあれば使用できるため、大がかりな工事を必要とせず、災害が起こっても即座に復旧しやすいといえるでしょう。

ガス機器の違い

ガスの成分によって使用できるガス機器が異なります。
都市ガスの場合、同じ「都市ガス」とはいえ、ガス会社によってガスの成分が異なる場合があります。
そのた、違うエリアに引っ越しをしたときに、ガスの成分によっては同じガス機器が使えず、部品の交換が必要となる場合があります。
プロパンガスの場合、どのガス会社と契約してもガスの成分が同じであるため、引っ越しをした場合でもプロパンガスである限りは同じガス機器を使い続けることができます。

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